Dimittis-生活の始まり-
「ユズル君...!」
「ユズル君っ!」
「カスミちゃん...ハルちゃん...」
「本当に...僕たちだけの世界だ!」
「嬉しい...3人だけの世界!」
「すごく...幸せ♡」
目が覚めて、誰もいない世界が僕らの前に現れた。
道路の真ん中で寝間着姿でも、誰にも何も言われない自由な世界
束縛も何もない、解放の人生...
「すごい...本当に私達だけ...」
「何でもできちゃうね!」
「ああ!何でもできるよ!どんな生活でも!自由だ!」
「神様の言うとおり!うれしい♡」
「ずっと楽しく暮らそうね♡」
「うん!幸せになろう!」
誰もいない世界...
何をするのも自由...
大好きな二人と一緒に...
僕らはまず着替えることにした。
適当な洋服屋さんで服を選ぶ。
僕はあっさり見つけたが、女の子二人はやっぱり、長い...
でもその待ち時間もとても楽しく感じた。
「じゃじゃ~ん!」
「どうかな!」
「とてもよく似合うよ!」
「ありがとう♡」
「ユズル君もかっこいいよ♡」
この世界での服に着替えた僕らは、街を歩き始めた。
自由だから、自由に家を決めたい。
どちらかというと豪華な家をイメージしていたけど
話し合った結果、こじんまりした家...アパートとかをイメージし始めた。
そうして歩いて、見つけた小さなアパートに決めた。
「小さいけどいいところだね!」
「ここにしよう!」
「いいね!よし!ここに住もう!」
3人で暮らすアパートは、小さい一人暮らし用の部屋
でも、ベッドもあるし、お風呂もあるし、キッチンもある。
それにコンビニとかも近いから、自由に生活できそうだ。
カスミちゃんもハルちゃんもとてもうれしそうだ。
3人だけの新しい生活...
僕らは神様に感謝しながら
大好きな人と、誰もいない世界での生活を始めた。
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