Clausa Scholae-夢に至る日-
日常が変わるのはいつも突然
それは、ある日の朝だった。
「ふ、二人とも...どうかしたの?」
目の前の光景に、僕はただただ困惑していた。
「おはよう...ユズル君♡」
「えへへ...びっくりしちゃったかな...♡」
「そ、そりゃ...どうして下着姿なの...?」
「二人で話し合ったの...この生活をもっと楽しくするにはどうしたらいいかなって」
「それで思いついたの。これならユズル君も喜んでくれるかなって...!」
「恥ずかしいけど...ユズル君に見てほしいな♡」
「どうせ、私達だけだし...えい♡」
「わわ..ふ、ふたりとも...ちょっと...!」
二人は徐に、ブラジャーを外し、パンツを脱いで
生まれたままの姿になった。
目の前に、大好きな二人が裸で立っている。
胸もあそこも、すべて丸見えな状態
これが、女の子の裸...
「ねぇ...ユズル君♡」
「は、はだかせいかつ...しよ♡」
「はだかせいかつ...二人とも...」
この生活が始まって以来、ここまでドキドキしたことはなかった。
赤い顔で僕を見る裸の二人
その時、僕の中で何かがはじけた。
「ああ...!はだかせいかつしよう!」
日常が変わるのはいつも突然
誰もいない学校で、僕らの日常は、はだかせいかつになった。